今日はSCOOLの小屋付きがあり、12時前に行く。
昨日、継続支援金が採択されたので、公演の予算を計算し直してみたら、今まですごく単純なところで計算ミスをしていたことが発覚。エクセルで予算表を作って小野寺に共有。
結構疲れてしまった。

4時半ごろ、吉祥寺のユザワヤに行って、油画の画材売り場に行く。久しぶりに絵が描きたくなった。絵は、小学生のころは漫画が好きだったからコピックとかGペンとかを親にねだって買ってもらい、毎日夜中まで夢中で描いていた。
絵の具や筆やあれこれを集めて値段を計算して、お金を出すのを渋って、何も買わなかった。
それから念願の吉祥寺文庫へ。
おれは紅茶、小野寺はカレーを食べていた。これも数口もらって、お腹いっぱい。おれの食欲はいつ戻るんだろう。老人みたいだ。
生理的な欲求としての食欲はないんだけど、カレーとかサラダが目の前にあると、いいなあ食べたいなあという欲望は出てくる。

ガッサーン・カナファーニーの「太陽の男たち」を読み終えた。100ページくらいの中編。密入国を試みる三人の男と、その案内人の話。最初はどういう構えで読めばいいか分からなかったけど、密入国の案内人であるアブ=ル=ハイズラーンが密入国の仕方を三人に伝えるが、失敗したら死ぬしかない男たちは、アブ=ル=ハイズラーンの言うことを全然信用せず、ぐだぐだ話し合う場面、あたりからぐっと引き込まれた。ものすごく面白い。途中、意識の流れのような、しかしウルフとかとは全然違う質感で、他者の思考がずるっと作中主体の意識に入り込んでくるみたいな描写もあった。
作者はこの作品で一気に名声を獲得したらしい。そりゃそうだ。しかしそのちょっと後に、自動車に仕掛けられた爆弾で爆殺されている。

夜は小野寺が豆腐チャーハンを作ってくれた。これはチャーハンと言っても、ほとんどおかゆみたいな感じ。久しぶりにお茶碗一杯のお米が食べられた。うまい。
それから、小野寺が夜食に食べていた、カップラーメンのトムヤムクン味を数口もらった。腹の調子は悪くなったが後悔はない。となりで食べてるの見てたらうまそうに見えたし、トムヤムクンのにおいは、魅力的だ。

胃炎と一進一退の攻防。