statement

私は、あなたを見分けることが、できるだろうか。私とあなたしかいない、アパートの一室でさえも。
時折、私とあなたの視線が交差する。この世界で、ほかならぬあなたを見出すこと。それはひとつの暴力だ。時間を無効にし、私とあなたの距離を無効にし、そしてついには、私が私であることを、あなたがあなたであることを、崩壊させるに至るだろう。
この、見出すことの暴力のさなかに身を置くとき、崩壊した視線の奥底から、ひとつの生が浮かび上がるのを、われわれは知るのだ。
ひとはそれを、愛、と呼ぶ。

SCOOL

12.7(sat) 14:00~/19:00~
12.8(sun) 14:00~/19:00~
アフタートーク
12.7 14:00 佐々木敦(批評家・HEADZ主宰)
   19:00 遠野よあけ(批評家)
12.8 19:00 山本浩貴(いぬのせなか座主宰)

 

終演しました。
member

作・演出:山本伊等
出演:石田ミヲ、伊藤鴎(凹o)、瀧腰教寛
音楽:森健太朗
美術:冨樫
演出助手:ロビン・マナバット
制作:小野寺里穂
記録映像:富澤豊
記録写真:マコトオカザキ
戯曲/台本レイアウト:山本浩貴+h(いぬのせなか座)
フライヤー作品提供:村上万葉『odradek』
協力:楽ちん堂CAFE

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撮影:マコトオカザキ

One thought on “ 配置された落下 ”

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