昼頃起きた。と書いて、起きてすぐのことを書こうと思ったが全然思い出せない。夢の内容ばかり覚えている。

小野寺ととても狭い部屋に住んでいて、彼女はキッチンで料理かなにかをしている。その後ろにある狭いトイレにはいってうんこをするのだが、なぜかあらぬ方向ににょろにょろ行ってしまう。ペニスからもうんこが出る。怖いと思うこともなく、その現実から目を離す。

「御茶ノ水女子高校」というところに入学し、バレー部に入る。練習は外で、野球のブルペンで練習していて、俺に対してコーチが、部の強さや練習内容を語ってくる。

授業を受けてからガストで『未明の闘争』を読んだ。アキちゃんと葬式で再開するシーンが面白い。が、そのあとの、カルチャーセンター時代の同僚と歩きながら会話するシーンは、なんというか、会話の内容やしゃべり方が古く思えた。ほとんど見たことないがトレンディドラマみたいな感じがする。男女が何人かいて、ぱーっと明るい感じ。すこし停滞していると感じる。

今日は何と言っても、ジェローム・ベルという振付家の『Disabled Theater』というダンス作品が刺さった。11人の知的障がいを抱えるひとびとが出ていて、出演者は舞台上に椅子を並べて、一人ずつ順番に曲に合わせて踊ったり、「この作品についてどう思いますか」という質問に対して答えたりする。そういう作品の「主」の方の内容も良かったのだが、だれかが踊っている間のほかの10人の存在の仕方がすごくいい。自分の番じゃないのに曲に合わせて体が動いたり、(もしかしたら座り続けているためにしているのかもしれないが)あやとりのようなことをしたりしている。もちろん、振り付けとして全員でなにか同時に動くこともあるのだが、後ろに座っている出演者を見ていると、常に「自分自身」でいるという感じがする。とても自由なのだ。おれを含めてだいたいの人は、人の視線にさらされると普段の自分の動きができなくなる。普段を装っていても、それはやっぱり装いに過ぎない。『Disabled Theater』の出演者は稽古を重ねて、かなり普段の自由な身体のまま舞台に存在しているように見えた。
音楽が鳴っていたら、体が動くのはとても普通のことだ。我々は舞台に上がると、役や「今演劇に出ているという事実」に拘束されてそれができなくなる。これはなんというか、授業中に静かにしているみたいな話かもしれない。おれは今でも授業中にじっとしていられない。オンラインで授業をしていると、自分だけがずっともぞもぞ動いている。

なんだか最近は非常にずっとイライラしているか倦怠感があるかで、きつい。ずっと眠いような気がする。金がないこともあるし、雨が降っていることもある。コップをテーブルに置く音が大きい。